天然塗料の種類ってこんなに豊富なんです!
塗装を行なうことで得られるメリットは、建物や塗装面が保護され、表面が丈夫になることです。
また、色や艶をつけることにより美しく見せることができるのです。
特に家の外回りなどに用いる木材や鋼材は、塗装を行なっていないと早く劣化してしまうため、建築では塗装がなされます。
そんな塗装に使用される塗料の種類は価格も特徴も豊富にありますが、その中で「天然塗料」と呼ばれるものがあります。
今回は、その天然塗料というものについてご紹介します。
天然塗料というものは植物から成分を抽出して作られており、ぬくもりのある仕上がり、色合いに塗装できることや、安全性の高さから人気となっています。
一般的に使われている化学成分を含む塗料が使用されている建物に暮らしていると、人によってはアレルギー反応を起こすケースがあります。
小さいお子さんがいるご家庭では、アレルギーを起こしてしまう危険がある住宅は不安ですよね。
天然塗料を用いると、このようなシックハウス症候群の対策にもなります。
しかし、天然塗料と聞くと塗装しても地味な雰囲気になってしまったり、イメージしていたような塗装ができなかったりと思われる方もいるのではないでしょうか。
そんなことはありません、この天然塗料にも、様々な種類があります。
たとえば、綺麗な光沢が特徴的な漆喰があります。
表面の光沢が美しい仕上がりになるだけでなく、油やアルカリに強くなるという特徴があります。
燃えないので火災に強いという特徴もありますし、その強アルカリ性の特徴から、かびにくいというメリットもあります。
さらに、この漆喰は、パターンや色によって洋風から和風まで、さまざまなデザインができるので、部屋にあわせた塗装も可能です。
また、食品としても利用される柿渋を発酵させて用いられる柿渋塗りという種類のものは、防水や防虫に非常に優れています。
防水効果があることから、水周りの塗装に用いても安心ですし、その色は濃く、鮮やかで美しい仕上がりになります。
そのほか、カシューナッツを使ったものや果実を原料にした自然塗料などが良く使われています。
果実を原料にした塗装なんて聞いたことがない!という方でも、自然塗料に代わりはありません。
自然塗料に興味のある方にとっては大変魅力的な塗料ではないでしょうか。
このように、天然塗料を用いた塗装には、一般的な化学塗料とまた違う味が出たり、メリットも多い塗料となっています。
健康面が気になる方や、天然、自然の素材を使ってみたいという方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。