和室のメリットとは

公開日:2016/07/05(火) 更新日:2016/07/05(火) 住宅情報ブログ


みなさんのご家庭には和室と呼ばれる部屋がありますか?

日本の家、特に和風の家だと、必ずと言ってもいいほど和室はあるものでしょう。

一般的に和室とは、伝統的な日本家屋の畳が敷き詰められた部屋のことを指します。

そんな和室には様々なメリットが存在しています。

そこで、今回は、和室のメリットについてご紹介します。



まず、和室のメリットとして、畳の独特の香りに包まれるという点があげられます。

すがすがしいイグサの香りには鎮静作用があると言われており、疲れた体を癒してくれます。

暖かい日には、畳の上にそのまま寝そべるのが気持ちいと感じる人も多いことでしょう。


そして、日本の伝統を感じられる落ち着いた雰囲気があることもメリットのひとつです。

年配の方でなくても、和室の落ち着いた雰囲気には心惹かれますし、安らいだ気分にもなれます。

お客さんを迎えるときの応接間としても和室は使えます。

掘りごたつなどが併設されている部屋では、和室ならではの足がしびれてしまうということもありませんし、長い時間のお話し時間も楽しいものとなるでしょう。

仏壇などを置いて、毎日先祖に手を合わせる場所としても大いに活用できるでしょう。




また、夏は涼しく、掃除も簡単に行えるという点もメリットの一つに挙げられます。

畳は、湿度が高ければ湿度を吸収して、低くなれば湿度を放出するという湿度の調整機能や、い草の繊維による断熱性や保湿性があるので、夏は涼しく冬は暖かいのです。


そして、掃除も比較的簡単に行えるということですが、
じゅうたんなどをひくことが少ないので、掃除機などをかけるときも、
じゅうたんを巻き込んでしまって掃除が大変になるということもないでしょう。


また、その他にも、フローリングの床は、音や衝撃を吸収しないのに対し、和室の畳は、内部に含まれた空気が音を遮断してくれますし、
クッションの代わりとなって衝撃を吸収してくれます。

そのため子供が走り回っても音が問題になることもありませんし、転んで怪我をすることもありません。


このように、様々なメリットが存在するのです。

日本古来から親しまれてきたのには、このような理由があります。

気になる点としては、ダニが心配であるとか、耐久性が大丈夫なのかということがあげられます。


ですが、最近の畳はそれらのデメリットを緩和したものが多く発売されています。

新しい住まいを作ろうと考えている方は、家の部屋に和室を取り入れてみてはいかがでしょうか。