ビルドインガレージのデメリット

公開日:2016/12/14(水) 更新日:2016/12/14(水) 住宅情報ブログ

前回は、ビルドインガレージのメリットについてご紹介いたしました。
雨に濡れずに乗り降りできる、用途が多いなど嬉しいメリットがたくさんありました。
メリットだけを見ると、ビルドインガレージがとても魅力的に見えてしまいますよね。

しかし、メリットがあればデメリットもございます。

今回は、ビルドインガレージのデメリットについてご紹介いたします。

・生活スペース
前回、ビルドインガレージとは、家の1階部分に組み込まれたガレージのことだとご紹介しました。
つまり、1階のビルドインガレージになっている分の面積だけ、生活スペースが減るということです。
そのため、リビングダイニングをとりたい場合は、必然的に2階にせざるを得ないという状況になります。
ご家族に高齢の方がいらっしゃる場合、上り下りが増える2階リビングは難しいですよね。
家族構成やライフスタイルを考慮して検討する必要があるでしょう。


・耐久性が下がる
ビルトインガレージは開口部が広いガレージです。
また、ガレージの中は柱などはないですよね。
そのため、ビルドインガレージでない場合と比べて、耐久性で劣ることがあります。

地震大国の日本で、耐久性の低い家は不安ですよね。

そのため、木造住宅やツーバイフォー工法は避けた方が良いでしょう。
しかしこのデメリットは、工法を鉄骨や鉄筋コンクリートにすることで補うことができます。
中でも重量鉄骨は、鉄骨の柱と梁をボルトで強く接合していくため、開口部が広くても耐久性を保つ事ができますよ。

・費用がかかる
先ほど、重量鉄骨の工法ですと、耐久性を保つことができるとご紹介しましたが、コストは上がってしまいます。
費用は、業者によって様々ですが、大手メーカーは高い傾向にあります。
業者のサイトで、ビルドインガレージの実績があるかどうかなど事前に見ておくと良いでしょう。

また、その他にもガレージにシャッターを付ける場合はその費用、夜でも安全に作業できるようにライトを取り付けたり、排気ガスがこもらないよう換気のシステムが必要になったりと、費用がかかることが多いです。

予算を決めている場合は、他の部分でコストダウンを図るなどの工夫が必要になるでしょう。

いかがでしたか?
ビルドインガレージにするかしないかで、室内の間取りや過ごし方も変わってきます。
どんなライフスタイルなのか、ビルドインガレージが最適なのか、メリットとデメリットを踏まえて検討してみてくださいね。