床暖房はフローリング選びの際に~ガス温水編~

公開日:2017/01/22(日) 更新日:2017/01/23(月) 住宅情報ブログ

新築やリフォームでフローリング選びをしている皆さん、
「費用がかかるし、床暖房はいいか。」
と、諦めてしまっていませんか?
 
今回は、前回ご紹介した電気ヒーター式の床暖房に続いて、ガス温水式の床暖房についてお話ししていきますので、床暖房を考えていなかった、という方必見です。
 
まず、ガス温水式床暖房の構造を簡単に説明しますと、
エコジョーズなどの給湯器で沸かした温水を、配管を通して床下に通し発熱するといった仕組みです。
 
ガス温水式には以下のような特徴があります。
 
・暖まりが速い
まず、ガス温水式では、給湯器で沸かした温水を配管に通して発熱するので、一から電熱線を暖める電気式よりも、部屋が暖まるまでの時間が速いです。電気ヒーター式では部屋が暖まるまでにおよそ2時間がかかりますが、こちらはおよそ半分の時間で部屋が暖まるのでかなり快適に利用できます。
 
・ランニングコストが安く済む
また、電熱線を暖めるのに常に電気を使っている電気式に比べて、いっきに温水を大量に作ることのできるガス式温水式は、使用時のコストが比較的安くなります。暖まるまでの時間や使用コストをあまり考えなくていいというのは利用しやすいですよね。
 
・初期費用が高い
しかし一方で、床下の暖房パネルに加えて、配水用のパイプの設置も必要なため、工事にやや時間がかかり、初期費用も高くつきます。ランニングコストは安い分、初期費用がかかるため、長く使用される方におすすめですね。
 
また温水式には、ガス温水式に加えて電気温水式というものがあります。
 
こちらはどのようなものかと申しますと、ヒートポンプと呼ばれる、床暖房専用の熱源を用いて温水を作り、それを床下に通して発熱するという仕組みです。ヒートポンプは、空気の熱を用いて温水を作るため、ガス温水式よりもさらにランニングコストが安く済みます。
 
こちらはどのような方に向いているのかと申しますと、もちろん長年使っていただく方にも良いのですが、オール電化を導入していて、ご家庭にガス給湯器がないという方には特におすすめです。オール電化のご家庭では、いずれにせよ熱源の購入が必要なので、その際にはこちらの電気温水式のものを導入してみてはいかがでしょうか。
 
今回は、温水式の床暖房についてお話してきました。
初期費用に比べてランニングコストが安く済むというのが魅力的でしたね。
床暖房となると長期利用がほとんどの場合になると思うので、
「床暖房のことをあまり知らなかった。」
「費用がかかるからあきらめていた。」
という方も、これを機に一度検討してみてはいかがでしょうか。