建築の儀式ってなに?
みなさんは「建築の儀式」をご存知でしょうか?
実は、これ、家づくりを行うにあたってはぜひ知っていただきたいものなのです。
そこで今回はそんな建築の儀式についてご紹介したいと思います。
ぜひ最後までご覧になってくださいね。
「建築の儀式」といっても、実は一つではありません。
主に「地鎮祭」「上棟式」の二つがあります。
ではいったいそれぞれどのようなものなのか。
それぞれみていきましょう。
ではまず「地鎮祭(じちんさい)」から。
地鎮祭というのは土地を購入して、着工する前に行う儀式となります。
その目的は主に二つあるといわれています。
一つ目はその土地に住む神様を祝い鎮め、
土地を利用させてもらう許可を得ること、
二つ目はこれからの工事の安全と家の繁栄を祈願することです。
このことからも、家づくりを行う上で非常に重要な儀式だということが分かりますよね。
ではこの地鎮祭は必ず行わなければならないのでしょうか。
結論から言えば、必ずしもそうではありません。
実際、様々な問題から地鎮祭を行わない・簡略化するという方もいらっしゃいます。
ですが、地鎮祭はこれからお世話になる方々に挨拶のできる貴重な場です。
これからの生活の中で長い時間を過ごすマイホームですから、
余裕のある方はぜひ行うことをお勧めします。
地鎮祭を行うことで、ご自身も新たな気持ちでスタートできますし、
工事にかかわる方も気持ちよく工事を始められることでしょう。
では一方で「上棟式(じょうとうしき)」とはどのようなものなのでしょう。
上棟式は無事棟が上がったことに喜び、感謝する儀式となります。
儀式というよりはお祝いというニュアンスに近いかもしれませんね。
そのため、地域によって異なりますが、地鎮祭とは異なり、神主さんを呼ばないことが多いでしょう。
この上棟式も必ず行わなければいけないというわけではありません。
地鎮祭に比べても行う方は減少傾向にあるといわれているようです。
しかし、地鎮祭同様、工事を行う方々とより良い関係を気付くことができるという点では、
行うことをお勧めします。
いかがでしたでしょうか。
建築の儀式と呼ばれる「地鎮祭」「上棟式」についてご理解いただけたでしょうか。
どちらも昔から今まで長く続くものです。
長く続くものということは、やはりそれだけの意味があるのでしょう。
これから家づくりを行うという方はぜひこの「地鎮祭」「上棟式」について前向きに検討していただければと思います。