キッチンのにおける高さや深さ

公開日:2016/11/10(木) 更新日:2016/11/10(木) 住宅情報ブログ

どのような作業でも、作業しやすい位置は人それぞれで違いますので、自分が作業しやすい状態で行うことが大切になります。
このような作業は仕事だけでなく、家庭での作業にいえることで、家事なども体に負担がかからないように行いましょう。

家事についてですが、掃除や洗濯などがあり、炊事など長時間キッチンで作業するものであれば、自分の体に合っていない高さで行っていると、大きな負担がかかります。
ですので、体に負担をかけないよう作業をすることはとても重要なことになりますが、その際に気にしなければいけないポイントが、高さや深さになります。

キッチンでいうところの高さや深さは、作業台やシンクの深さのことであり、これが自分の体型に合っていないものであると、体に大きな負担を掛けることになります。
食材を切ったり皿を洗ったりする場合、多くは前にかがんだ状態になりますよね。
体の前で作業をするため、前かがみになることは仕方がないことですが、このとき作業台やシンクの位置が低い状態では前にかがみすぎてしまい、腰に大きな負担を与えることになります。

キッチンの作業台で作業がしやすい高さというものがあり、それは(身長)÷2+2.5cmといわれています。
そのため、リフォームをする際には、誰が一番多くの時間キッチンで作業をするのかを考えて、その人に合わせた高さにリフォームするようにしましょう。

また、食材を切ったりする以上に腰に負担がかかるものが、洗い物をするときであり、これはシンクの高さが作業台よりも低いため、より前かがみになりやすいからです。

そのため腰に負担がかからないシンクの高さの目安としては、シンク前に立ってシンクに手を入れてシンク底に指が届くほどが、負担が少なくなります。
これはシンクが無駄に深い場合には、皿など薄いものを取るにはそこまで手を伸ばさなければいけないため、より前かがみになり腰に負担をかけてしまうので、シンク前に立ってシンクに手を入れてシンク底に指が届くほどの高さが無難といえます。

そして作業台やシンクの高さも重要ですが、コンロの高さも重要なです。
作業台と同じ高さで作ってしまうと、五徳分の高さが余計となり作業がしにくくなります。
そのため、コンロ部分に関してはワークトップよりも五徳分下げて設計することで、鍋の中などを見やすくすることができ、作業を邪魔しません。